その1治療を断られた
インプラント治療ができない主な3つの要因には次のようなものがあり、該当する患者様にはインプラントを断られてしまう場合もあるでしょう。
- 骨量不足
- 全身疾患
- 歯周病
当院は、他院で断られてしまった難症例にも対応しています。難症例を多く経験している専門スタッフが治療に当たりますので、安心して治療を受けていただけます。
骨が不足している方の
インプラント治療
骨量が不足している場合には治療が難しくなりますが、当院ではGBR(骨造成)やサイナスリフトなど、骨を増やす治療を行い、インプラント埋入を可能にしています。また、骨の高さが足りない場合には、短いインプラントを用いたり、傾けて埋め込んだりする場合もあります。
全身疾患をお持ちの方の
インプラント治療
糖尿病などの全身疾患により、インプラントができない場合もあります。
糖尿病の方は、適切な血糖値のコントロールができていれば治療できますが、内科医との連携や徹底した感染対策が必要になります。当院院長は、日本歯周病学会 歯周病専門医です。安全性の高いインプラント治療はもちろん、失敗を防ぐために適切な感染予防治療を提供しています。
歯周病の方の
インプラント治療
歯周病の患者様は、適切な治療により症状を改善することで、インプラント治療が可能になります。しかし、歯周病が進行して骨吸収が進んでいる場合には、骨を増やす治療が必要になります。
その2歯がボロボロ
歯がボロボロだという人の中には、「総入れ歯になっても仕方ない」と思っている人、インプラントを諦めてしまっている人も少なくないでしょう。インプラントの埋入本数が多くなるほど、体への負担・費用負担が大きくなってしまうのは事実です。
しかし、埋入するインプラントの本数を最小限に抑え、費用や体の負担を抑えた治療法「オールオン4」の登場によって、歯がボロボロの人、多くの歯を失っている人にもインプラント治療が身近なものとなりました。
オールオン4という術式は、最少4本のインプラントで10数本の連結した歯を装着できます。歯を失って長期間経過しているケースでは、骨吸収が進んで骨造成が必要となりますが、オールオン4ならば傾斜させてインプラントを埋入しますので、骨を増やす治療が必要ありません。また、手術当日に仮歯を装着できるので、歯がない期間もありません。
オールオン4~
5つのメリット
- メリット1費用
- 1本当たりの費用を大きく抑えられる
- メリット2侵襲性
- 侵襲性が低く、痛み・腫れが少ない
- メリット3治療期間
- 大幅に短縮可能・手術当日に仮歯が入る
- メリット4治療回数
- 1度の治療で片顎全ての歯が入る
- メリット5骨量
- 不足していても骨造成が不要
当院は熊本で唯一の
マロ・クリニック提携医院です
当院は、オールオン4を開発したマロ・クリニック東京と提携しています。そのため、熊本にいながら、オールオン4治療の本家とも言えるマロ・クリニック東京と同様の治療が受けられるのです。
オールオン4は難度の高い治療ですが、難治療の経験豊富な当院スタッフが治療に当たり、マロ・クリニックと連携して治療を進めていきます。
その3歯を失った
歯を失った時の治療方法には、ブリッジ・入れ歯・インプラントがあります。抜歯後の治療法について、「ブリッジとインプラントで迷っている」「入れ歯以外に治療法はないのか…」と、治療法の選択に悩む患者様は多いです。
それぞれの治療法には、メリットもあればデメリットもありますが、将来のお口の健康を考慮した治療方法の選択も大切です。
インプラントは
健康な歯に負担をかけません
ブリッジは土台となる歯を削る必要があり、部分入れ歯はバネをかける部分を少し削ります。また、土台となる歯・バネをかける歯には負担がかかりやすく、将来その歯を失うリスクが高くなってしまいます。
一方、インプラントは独立した歯を再建するため、他の健康な歯に影響することはありません。将来1本でも多く歯を残すには、歯を失ってしまった時の治療選択を慎重に行うことも大切です。
歯を失った時の治療法比較
ブリッジ | 入れ歯 | インプラント | |
---|---|---|---|
噛み心地 | 優れている | 良くない | 優れている |
咀嚼力 | 低下する | 大きく 低下する |
天然歯と 同等 |
審美性 | 良い | バネが目立ちやすい | 優れている |
味覚への 影響 |
特にない | 味を 感じにくく なる |
特にない |
保険 | 適用 | 適用 | 自由診療 |
外科治療 | 必要ない | 必要ない | 必要 |
他の歯への影響 | 土台となる歯を削る | バネをかける 歯に負担が かかる |
他の歯に影響しない |
※保険外のブリッジ・入れ歯の場合は異なる点もあります。
インプラントは多くの症例に適応します
失っている歯の本数が多くなると、ブリッジが適応とならない場合があります。2本の歯を失っている場合は、場所によっては保険が適用となりません。(3本連続の場合は自由診療となります)
1本の歯を失った場合でも、多くの歯を失った場合でも、インプラント治療は可能です。幅広い症例に適応するという点も、インプラントのメリットと言えます。
その4入れ歯は不満
次のような入れ歯の不満をお持ちの方に、インプラントをおすすめしています。
- 違和感がある
- 噛んだ時に痛む
- かたい物が噛めない
- 手入れが面倒
- 笑った時などに外れることがある
- 金属のバネが目立つ
- 顎がやせて合わなくなる
- しゃべりにくい
部分入れ歯をお使いの
患者様のインプラント治療
失った歯の本数と同じだけのインプラント埋入が必要だと認識している人も多いですが、連結した人工歯を装着することにより、埋入するインプラントの本数を抑えることが可能です。
部分入れ歯をお使いの患者様には、バネが目立つことを気にする方が多いですが、バネもなく天然歯のような歯が入るため、機能性・審美性ともに向上できます。
総入れ歯をお使いの患者様の
インプラント治療
インプラントは埋入本数が多くなるほど、費用や体への負担が大きくなりますが、総入れ歯をお使いの方も、負担を抑えてインプラントにできます。
オールオン4
最小限のインプラントで、多くの歯が入る治療法です。埋入するインプラントが4~6本と少なく、体への負担・費用負担を抑えられます。
長期間入れ歯をお使いの患者様には、骨吸収が進んでいるケースも少なくありませんが、オールオン4ならば、骨移植・骨造成を行わなくても済むケースが多いです。
マグネット義歯
マグネット義歯とは、インプラントと義歯を強力なマグネットで固定させる入れ歯です。しっかりと固定するため、入れ歯が動くことにより起こる痛み・ガタつきなど、入れ歯のデメリットを解消できます。
上顎の場合は4本、下顎ならば2本のインプラント埋入が必要になりますが、お使いの入れ歯をそのまま加工することも可能で、費用を抑えて入れ歯の不満を解消できます。
その5ブリッジは不満
ブリッジ治療は、外科的な処置が必要ありませんし、見た目や噛み心地も天然歯に比べ大きく劣ることはありません。保険が適用となるので、費用を抑えて治療を受けられます。
しかし、両隣の健康な歯を大きく削る必要があるため、ブリッジ治療に踏み出せない人も多いでしょう。また、奥歯の場合、保険では銀歯になってしまうため、銀歯が目立つことを気にする人も多いです。
両隣の歯への悪影響
健康な歯を削ると寿命を縮めてしまう可能性があります。また、被せ物が劣化すると、被せ物と歯の間に隙間ができ、細菌が入り込んで虫歯が発生する場合もあります。
通常3本にかかる力が2本にかかるため、支えとなる歯が丈夫でなければ、破損を招いたりする場合もあります。
インプラントは独立した歯を作り出すため、両隣の歯を削る必要がありません。残っている歯を大切にしたいという患者様には、インプラントがおすすめです。
保険が適用となるブリッジの素材
保険がきく素材は、治療部位によって異なります。保険で白い素材(レジン)を使用できますが、前歯のみ(3番・犬歯まで)であり、奥歯の場合は銀歯(保険適用の金属冠)になってしまいます。
これらの素材は、保険がきくので安価ですが、次のようなデメリットがあります。
硬質レジン
- 透明度はセラミックなどの素材に劣る
- 裏側に金属が使われているので見えてしまう場合がある
- 変色しやすい
- 歯茎の黒ずみの原因になる
保険のブリッジにはレジンが使用されますが、裏側は金属になります(硬質レジン前装冠)。
保険適用の
金属冠(銀歯)
- 見た目が良くない(目立つ)
- 金属が溶け出して歯茎の黒ずみの原因となる
- 時間が経つと劣化する
- 金属アレルギーの原因になる
近年はインプラントを選択する
患者様が増えています
かつては歯を失った時の治療法として、ブリッジ治療が主流でしたが、近年はインプラントを選択する人が増えています。
インプラントはきちんとメンテナンスを行っていれば、その寿命は半永久にも伸ばせます。
インプラントとブリッジには、それぞれメリット・デメリットがありますが、ブリッジ治療の場合は1本の歯を失ったことで、将来的に両隣の歯までも失うことになりかねないことから、「将来のために」とインプラントを選ぶ人が増えているのです。
それぞれの治療法について知り、のちに後悔することのないように治療法を選択することが大切でしょう。
その6手術が怖い
当院では3D口腔内スキャナーTORIOSとCT画像を組み合わせることによって、歯茎を切らないインプラント手術が可能です。
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口腔内スキャンデータ
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CT画像データ
無切開インプラント手術