インプラントの
よくあるQ&A
- Q1
- インプラントの
寿命は何年ですか?
- A1
- インプラントは、メンテナンスをしっかり行えば半永久的に使用できます。また、ブリッジや入れ歯とは異なり、他の歯に悪影響を与えないため、他の歯の寿命を伸ばすことにもつながるでしょう。残存率は治療部位や歯周病の既往などによっても異なるため、このような症例ではメンテナンスの頻度が高くなる場合もあるでしょう。その人に最適なメンテナンスを、担当医の指示に従って行うことが大切です。
- Q2
- インプラントに
デメリットはありますか?
- A2
- インプラントはメリットが多い治療法ですが、次のようなデメリットもあります。メリットだけでなくデメリットも確認したうえで、治療法を選択することが必要でしょう。
- 手術が必要
- 全身疾患などにより治療できない場合がある
- 従来の治療法に比べて治療期間が長くなる
- 保険が適用とならない
- メンテナンスが必要
- Q3
- インプラントは保険適用となったのではありませんか?
- A3
- インプラントは2012年に保険が適用となりましたが、腫瘍や外傷によって1/3以上の歯槽骨を欠損している症例など、限られたケースのみです。虫歯や歯周病で抜歯が必要になった場合など、一般的なケースでは保険適用となりません。
また、保険のインプラント治療は、治療を受ける医療機関にも条件があり、大学病院など「病院」の歯科・口腔外科でなければ受けられません。
- Q4
- インプラント治療に
年齢制限はありますか?
- A4
- インプラント治療を受けられる年齢の上限はありませんが、下限はあります。顎の骨が成長している年齢ではインプラント治療をできないため、通常20歳くらいまでインプラント治療を受けられません。
骨の成長は一般的に18~20歳くらいで止まりますが、個人差があります。
- Q5
- 糖尿病などの慢性疾患があるとインプラントにできませんか?
- A5
- 糖尿病などの全身疾患をお持ちの方も、医師の指導を受けて十分にコントロールされていれば治療を受けられます。全身疾患の知識を持った歯科医師のもとで治療を受けることが望ましいでしょう。
- Q6
- インプラント治療は
誰でも受けられますか?
- A6
- インプラント治療は、顎の骨が十分になければ行うことができません。しかし、骨を増やす治療を行うことで、骨吸収が進んでいる人もインプラント治療を受けられます。
全身疾患をお持ちの方も、状態によっては治療が可能ですし、全身管理のもとで安全に治療を受けることが可能です。一度歯科医院で相談してみることをおすすめします。
なお、先に紹介しましたが、顎の骨の成長が止まっていない場合には(20歳くらいまで)、インプラント治療を受けられません。
- Q7
- 治療期間はどのくらいですか?
- A7
- インプラント治療にかかる期間は、上顎で約半年、下顎で約3ヶ月です。これはインプラントが骨と結合するまでにかかる期間の目安です。期間中は可能な限り仮歯や入れ歯を入れます。
即時インプラントであれば当日に歯が入りますが、骨が不足している場合などには即時インプラントができない場合もあります。
- Q8
- インプラントが失敗する原因は
何ですか?
- A8
- インプラントの失敗は、歯科医師の技術や経験、知識が不足している場合、検査が不十分である場合などに起こっています。
インプラントの失敗やトラブルを防ぐためには、信頼できる医師のもとで治療を行うことが必要になります。インプラント治療の経験が豊富で、しっかりと検査を行い、検査結果に基づく口腔内全体を考慮した治療計画を立案してくれる医師のもとで治療を受けることが望ましいでしょう。